CVを担当したキャラがコンテストで優勝した話


ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

声優・ナレーターの鈴木健人です。
今回は、レクシィ株式会社が提供するPBW(プレイバイウェブ)

である『SINN』というゲームを振り返ります。

 

「PBW」って何?

PBWとは、「プレイバイウェブ」の略で、

簡単に言えばテーブルトークRPGの電子版です。

 

プレイヤーは世界に2人といないオリジナルのキャラクターを作成し、

そのキャラクターでゲームを遊びます。

 

キャラクターのデザインや声は、

登録されているイラストレーター・声優をプレイヤー自身が選んで

作らせることが出来るので、

頭で思い描いた理想のキャラクターを忠実に設定することが可能です。

 

難しい役柄との遭遇

『SINN』はつい先日、サービス終了に伴い、

数年に渡って描かれてきた物語が完結しました。

 

僕はこの作品に「イーゴリ・トルストイ」

というキャラクターのCVで出演しています。

 

イーゴリは生真面目で知的な反面、

場面によっては時折無邪気な遊び心を覗かせる好青年で、

演者としてはさじ加減の難しい役柄でした。

 

その当時、バタバタしていて集中できなかったこともあり、

何回やってみてもなかなかしっくり来なくて、

そのうち時間的に余裕がなくなって来ると、

 

「時間ないし、とりあえず『及第点』を目指そうか……」

という思いが、正直頭をよぎったりもしました。

 

しかし、役者の都合で中途半端な演技を許してしまうと、

結局はそれが実力となってしまいます。

 

それに、お客様は「まあまあ」のものは求めていませんし、

どんな形でか必ずしも「感動」を期待しているはずです。

 

なので、設定や台本を何度も見返したり、

参考になりそうな映像を探したりしながら、

納得が行くまで試行錯誤を繰り返したのでした。

 

後になって報われる努力

そんなイーゴリは、去年のクリスマスに合わせて開催された

キャラクターコンテストで、なんと優勝したそうです。

 

イーゴリ・トルストイの生みの親であるお客様にも喜んで頂けて、

その数カ月後には、同じお客様から

倍のお仕事をご依頼いただくことになりました。

 

最初の収録時は、後のことを特に予想していた訳では全くなかったんですが、

あの時最後まで妥協せずに必死で役に向き合ったからこそ、

素晴らしい結果が付いて来たんだと思います。

 

「感情」は変わっても、「事実」は残る

 

創作の世界では、その時その時の仕事が永久に残ります。

 

作品そのものを抹消したとしても、

製作時にどんな姿勢で臨んだか、

取り組みを通して何を得たか、

そういった事実は変えられません。

 

これはやはり声優にも当てはまることで、

収録時、どんなに忙しく、調子が悪かったとしても、

微妙な仕事をすれば微妙なものが永久に残ってしまいます。

 

逆に、忙しさや環境を理由にしないで、

どんな時も最善を尽くしていれば

いいものが沢山残る訳です。

 

それは音源として、作品として残るだけでなく、

完成品を受け取った依頼主や

視聴者、プレイヤーの心にも残ります。

 

その積み重ねが、表現力であったりリピーターであったり、

地道なステップアップにつながっていくんですね。

 

「どんな時もベストを尽くす」

 

役者としては至極当然のことではあるんですが、

本当に切羽詰まって来るとどうしても

二の次にしてしまいがちなことではないでしょうか。

 

だからこそ、この経験を忘れることがないよう、

これからも精一杯精進して行こうと思います。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

画像出典:pbws.jp

bigmeilmag

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