演技初心者が心がけるべき最低限の心構え


こんにちは、鈴木健人です。

早いもので、演技の世界に入ってから10年が経ちました。

 

今日は、僕が演技の「え」の字もわからなかった頃を振り返りながら、

演技初心者が演技を学ぶ上で心がけるべき最低限の心構えを

僕の視点からお伝えしていきます。

 

『普通』の感覚でいてはいけない

演技は芸事であり、終わりのない鍛錬と探究の世界です。

いつだって前進することを求められるし、

自ら試練に向かって行かなくてはなりません。

 

『普通』の感覚でいては演技は一向に上達しないし、

周りの人たちにも少しずつ迷惑をかけてしまいます。

 

別に怖がることはないんですが、

『普通でいたい』『みんなと同じでいたい』

という未練を演技の世界に持ち込んではいけません。

 

それは自分にとっても周りにとっても演技の足を引っ張ることになるからです。

 

自分の心と向き合う

演技には本物の感情を使います。

『感情を本物に見せかける技術』というのもあるにはありますが、

あくまでベースは本物の心です。

 

そして、心にも『熟練度』とでも言うような尺度があり、

感受性を高める為に普段から心を使いこなさなくてはなりません。

 

一方、感受性が強くなると、

『辛いことを一層辛く感じることになる』側面があるので、

ストレス社会に生きる現代人は、

得てして心にブレーキをかけていることが多いです。

 

演技力を高める為には、

そのブレーキを外していくことが必要になる部分もあるので、

人によっては勇気が要るかもしれません。

 

とはいえ、最終的にはいいことの方が多いです。

だから自分の心と向き合うことを恐れてはいけません。

 

『認められる』ことを期待しない

演技初心者には、

どんなに頑張ってもダメ出しばかりされるという経験が待ち受けています。

 

『もっと認めてくれてもいいのに』とか『ちょっとぐらい褒められたい』

という欲求が湧いて来ることもしばしばあります。

 

でも、最初は誰だって演技なんて出来ないんです。

まずは『自分は必要なことが出来ていない』という現実を

受け入れる心構えが必要です。

 

礼儀や社会常識に気をつける

演技の世界では、初対面の人と協力することになる場面が多々あります。

共に稽古する役者達だけでなく、

劇場スタッフや稽古場の管理人など、

一度に色々な人と会うことになります。

 

そんな時、借りている場所や備品をうっかり粗雑に扱ってしまったり、

挨拶や言葉遣いに失礼があったりすると、

沢山の人に迷惑がかかってしまいます。

 

これは『演技の世界だから』というより、

単純に『沢山の人と関わり合いになるから』という意味です。

 

他人を勝手に評価しない

『あの人は性格が悪い』とか『あの人はもっとこうするべき』などと、

人のことを勝手に評価するのは自分にとってマイナスです。

 

演技には『人』を理解し、共感する作業が沢山含まれます。

それなのに、他人目線で人を批判したり、

つまらないレッテルを貼ったりする癖があったら、

自分が与えられた役に対してもそのような態度を取ることになります。

 

すると、『その本人(役)』の感覚に入り込めないので、

薄っぺらい演技から抜け出すことが出来なくなってしまいます。

 

身体の手入れを怠らない

身体の調子が万全でないと、演技の調子も出ません。

特に『体調不良で稽古を休んだ』などということを起こしてしまうと、

非常に恥ずかしいです。

 

役者にとって身体はいわば唯一の商品なので、

体調管理を徹底できないということは、

製品の管理がずさんなのと一緒です。

 

『よく寝てよく食べて、手洗いうがい』

なんてレベルでは一般人と変わりません。

 

常に身体のことを知り、適切な栄養を摂取し、

定期的に鍛えなくてはなりません。

 

余談

僕は演技初心者の頃、こういったことが全くわからずに、

自分勝手なことばかりやっていて、

相当『痛い人』扱いされていました……(笑)

 

役者は人前に出るだけでなく、人の目を惹きつける職業です。

 

演技初心者であっても『その道に入った』ことには変わりないので、

実力はともかく、こうした心がけだけは忘れないようにしてください。

bigmeilmag

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