『声優になる』は確率の問題じゃない-声優になれるかどうか不安な人へ


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こんにちは、鈴木健人です。

 

近頃「増えてきたなぁ」と感じる質問の1つに、

『こんな僕でも声優になれますか?』

というものがあります。

(この手の質問はなぜか男性が多い)

 

僕はこの質問を受ける度にちょっとした葛藤を覚えます。

 

「なれません」と言えば嘘になりますし

「なれます」と言えばあらゆる条件を付け加える必要に迫られるからです。

 

そして何より『どこからどこまでが声優なのか』がよくわからない。

 

・声の仕事だけで生活している人

・かつて人気声優だったが、落ち目に来ている人

・地上波アニメに出演したことがある人

・アプリゲームに出演したことがある人

・出演実績はあるけど報酬をもらっていない人

・声が綺麗で演技が上手い人

・下手な割に映画の吹き替えに起用されたことがある人

・名刺に『声優』と記入している人

 

どれも声優といえば声優ですが、

「僕も声優になれますか?」

と尋ねて来る人の思い描いている声優って多分

普通の声優じゃなくてめっちゃ凄い声優ですよね。

 

『声優になること』自体はそんなに難しくない

ほとんど誰もが「声優」にはなれるんです。

それは事実です。

 

問題は「あなたの思い描く通りの声優」になるのが難しいということです。

 

「あなたの思い描く声優」が

理想に近ければ近いほど、

当然ながら実現は困難になるからです。

 



あなたの「なりたい声優」は超人レベルです

・声が特徴的で魅力がある

・演技が上手い

・レギュラー番組を沢山持っている

・イベントにもよく出演する

・人気が衰えない

・ギャラが高い

 

↑このような条件を満たす声優は

自分の仕事に並々ならぬ情熱を注いで来た人達です。

 

その結果、人並みはずれた実力や人脈や経験を手にして来ました。

どれも理想的な声優であり続ける為に必要なものです。

 

葛藤を生んでいるのは『理想と現実のギャップ』

しかし、今の声優志望者や学生さん達と接していると、

彼らは理想にしがみつくあまり

現実が見えなくなっている節があるように思えてなりません。

 

そして、理想は高いのに

いざ実践となると『現実の(今の)自分』を認めてもらいたがります。

 

日本でトップクラスの声優(=文字通り世界最高峰です)を目指す者達が

ローカル局の単発のラジオドラマのガヤ(しかも報酬がおにぎり+お茶とか)を取り合って揉めたり、

実力や個性で勝負できず、

無理に作った変なキャラクターで存在をアピールしたり、

本物の演技ではなく場違いなネタ演技でその場のウケを狙ったりという現状は

何とも奇妙なものです。

 

それはそれでいいんですよ、別に。

そういう姿勢で取り組んでいても。

楽しいことは単純にいいことなので。

 

ただ、もしそのペースで「自分の思い描く通りの声優」になれることを期待しているのであれば、

必ず苦しい思いをしなくてはなりません。

 

そして「こんな僕でも声優になれるでしょうか?」という質問をする日が来ます。

 

答えは、本当は質問を思いついた時点で出ているのではないでしょうか。

 

誰が「こんな僕」の演技を見たくてブルーレイを買ってくれると思いますか?

誰が「こんな僕」に出演してもらいたくて重大なプロジェクトに抜擢し、

その責任を喜んで負ってくれると思いますか?

 

相手の立場で考えれば簡単なことです。

 

貴重なお金を払うに見合う、

大切な人達に胸を張って紹介するに足る、

そういう実力や魅力を持っていないとあれば、

ファンになってくれるのは、母親だけです。

 

『このままでは声優になれない』と感じたら、まず選ぶべき3つのこと

「その程度の取り組み方」であれば「その程度の声優」になるしかありません。

それがわかった時に取るべき選択は

 

①理想に見合う代償を支払う

②理想を手放して現実に向き合う

③別の理想に目を向ける

 

のいずれかです。

 

後に大御所と呼ばれる大スターを目指す人、

趣味の延長と割り切ってのんびり活動する人、

声優なんて諦めて堅実な社会生活に戻る人、

色んな選択がありますが、どれも正しい決断です。

 

ですが

「傷つくのもイヤだしこれ以上頑張るのもイヤだけど日本一の声優になりたい」

というのは、申し訳ありませんが、僕には無理な相談です。

 

ちなみに、僕が選んだのは②番の選択(現実と向き合う)に近く、

強大な声優事務所に入って一躍脚光を浴びるというサクセスストーリーを捨て、

『今、自分にできる仕事』に目を向けるようになりました。

 



 

夢に生きるvs現実を生きる

あの頃の僕だったら

「夢から逃げたか、惨めな奴め」

と言ってこき下ろすと思います。

 

でも今の僕に言わせれば

「現実から逃げてんのはテメェの方だ、ボケ。

小さい仕事ができないくせにデカい仕事ができる訳ねぇだろ。

お前はただ地道に働くのが嫌だから『声優になる』とか言ってるだけだろ。

そっちの方がよっぽど逃げじゃん。

声優で一流になれる奴は声優じゃなくても一流になれるわ。

むしろ声優以外を全部疎かにする奴は声優としても中途半端だよ」

です。

 

事実、『理想の声優』になることを決め込んで頑張っていた頃は

チケットノルマを課せられながらの公演で

アンケート用紙に「印象に残った役者:鈴木健人」

と書かれることでしか報酬を得られなかった僕が、

地道でも現実と向き合うことを受け入れてからは、

声の仕事にお金という本物の対価が与えられるようになりました。

 

↓ちなみに、料金体系はこのように設定しており、値切られたことは今のところありません。

https://suzukikento.com/voice-actors-studio/

 

また、プロジェクトによっては

ほんの10秒くらいの台詞に対して

万単位の報酬を支払ってくれるお客様もいます。

(それでも『安い』と感じてくださっているらしく、嬉しい限りです)

 

『熱意』より『能力』を磨こう

この現状を鑑みるに、僕は「声優」と名乗るのに

ひとまず充分な技術を身につけることが出来たんだと思います。

 

もし僕が

「声も小さいし滑舌も悪いし演技も自信ないけど、それでも声優になりたいんです!」

という願望と熱意だけの単なる夢追い人であれば、

「報酬を支払うので出演してください」という依頼の代わりに

「声優になれるチャンスをあげるので入学金と授業料を支払ってください」

という営業メールが溜まって行くはずだからです。

 

メルマガでは『声優としてのスキル』以外の部分に注力することを説明しているので、

「これは半端な実力で裏技を使って声優モドキになるノウハウですか?」

みたいな誤解を与えてしまうことが少々あるようですが、

もちろんそんなことはありません。

 

「能力は当然」です。

「上手いのは前提」です。

 

僕のメルマガ【21世紀に通用する!声優初心者講座】は、

『能力に加えて、更にプラスアルファで違う視点を持ってみよう』と提案しているんです。

 

「実力さえ充分なら声優になれる」

「声優になれないのは実力が足りないだけ」

という誤った認識に一石を投じようと試みているのです。

 

補足になりますが、声優という人間は

【実力+○○】

という要素で成り立っていて、

充分な実力があった上で、

この「○○」に引っかかった人が声優として動き出せる

ようになっています。

 

ただ、声優学校や養成所は経営の構造上

この事実を教えることができないので、いつの間にか声優志望者達は

『声優になれるかどうかって結局確率の問題なんだな』

と考えるようになるんです。

 

(知ってさえいれば単純に実力勝負に持ち込めます)

 

この記事も相当長くなりましたが

「○○」の話を始めると殊更に収集がつかなくなってしまうので

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